妹の寛容さに感謝しろ。
私には寛容な妹がいる。
寛容であるからどうしようも無い姉の私と仲良くしてくれている。
まだ生まれて間もない頃、妹を喜ばせようと大量に捕まえたオニヤンマを家に放ち親戚一同が戦々とする中妹だけは笑ってくれた。
幼稚園の頃、私の美容院ごっこに付き合った結果母が悲鳴を上げるような髪形にされたにもかかわらず妹はケロリとしていた。
小学生の時、妹は始めての遠足に持っていったおやつの最後の1つを「お姉ちゃんも食べたかったんでしょ?」と持ち帰って来た。
思い返せば思い返す程姉の私がただダメなのが浮かび上がったので割愛する。
寛容であるから時間と言う物に頓着しない。
毎朝けたたましい目覚ましをもろともせずに眠り続ける。
出かける時は大抵待たされる。
次からは1時間前の時間で伝える事にする。
寛容であるから時々容姿を弄られる。
決して悪いわけでは無い、ただ弄っても許されると分かっているから皆弄る。
目が細いとか鼻が丸いとか。
なんの基準かも分からないがそういって弄る事が楽しいのだろう。
妹は流行の中で自分がしたいファッションをするのが凄く上手だ。流行っている物は取り入れるが流されたような物では無く自分が似合う物・着たい物を着る。
私はそれが羨ましい。妹は私にとってのカリスマファッションリーダーだ。
しかもこのカリスマファッションリーダーはちょっと服を貸してくれる。
そんな私のカリスマファッションリーダーが毎朝身だしなみを整えて姿を現しているんだ。ネイル綺麗だろ。アイラインばっちし決まっててかっこいいだろ。
妹の寛容さに感謝しろ。
最後に。
妹の寛容さに免じて今日言います。
一昨日はお誕生日おめでとう。
プレゼントは枕の下に置いてあります。
以上。